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介助犬の仕事

介助犬の仕事は介助作業と呼ばれます。

落ちたものを拾って渡す、冷蔵庫を開けて中からペットボトルを出す、引き出しを開けて物を取る、カバンの中から財布を取る、段差を越えるサポートをする

・・などがあります。

犬の得意な、くわえる、押す、引っ張るなどを組み合わせることにより、ユーザーのニーズに合わせたいろいろな動作が可能になります。

中でも、転倒時に手元に携帯電話を持ってくる、家族を呼ぶ、などは
緊急時の連絡手段の確保として、ユーザーの安全・安心を守る大切な作業です

これらの作業は犬にとっては、ボール拾いや引っ張りっこなど、遊びの延長です。
そのため、介助犬にとって介助作業は、ユーザーと一緒に楽しむ、しかも褒められる、嬉しいことなのです。


 持ってきて 

物の名前を覚えると、探して持ってきます。転倒や緊急の時「テイク 携帯」で携帯電話を持ってきてくれます。

 拾って 

落としたものを取ろうとして、転びそうになることがあります。そんな時に、コインからカードまで、拾って渡してくれます。

 開けて・閉めて 

ドアや窓、カギの開閉ができます。急病の時「救急車が来るのに、カギを開けに行けない!」そんな心配もなくなります。

 脱がせて 

靴やソックスを脱がせてくれます。を脱ぐ手伝いもできます。きちんと洗濯カゴまで持って行くこともできます。

 呼んできて 

人を覚えたら、探して呼んできます。離れた部屋で話し中の家族にも、来てもらうことができます。

 待って 

用のないときは、足元でリラックス。車いすの入るところなら、ほとんど特別な待機場所はいりません。


介助作業動画

 落としたものを拾って渡す 

 カギを開ける 

 お手入れの動画1 頚髄損傷C6レベル 

 お手入れの動画2 頚髄損傷C6レベル