当センターの理念
リハビリテーション医療の技術を通じ、身体障害者(主に肢体障害)の QOL(Quality Of Life:生活の質の向上)に奉仕する
リハビリテーション医療の技術を通じ、身体障害者(主に肢体障害)の QOL(Quality Of Life:生活の質の向上)に奉仕する
平素より、当センターをご支援いただいております皆様には、心より感謝申し上げます。この度は、吉備高原医療リハビリテーションセンターのホームページをご覧いただきまして厚く御礼申し上げます。
德弘昭博前病院長が令和3年3月末日をもちましてご退任されたことに伴い、4月1日より病院長を拝命致しました。
当センターは、人生の中途で障害を負われた方に対する専門的リハビリテーション医療と、吉備高原都市を中心とした吉備中央町における地域医療を2つの柱として取り組んでおります。リハビリテーション医療におきましては、その治療を受けられる約7割がけがや病気で脊髄損傷を受傷された方で、中四国地方を中心とした西日本の広域から来ていただいているのが大きな特色です。
最近は、ヒト(自己)骨髄由来間葉系幹細胞を用いた脊髄再生医療後のリハビリテーション治療に携わる機会も増え、より広域から患者さんにお越しいただくようになりました。
当センターでは、患者さんがどのような形で社会に戻られるのか、すなわち「社会復帰の質」にこだわりをもってリハビリテーション医療を行っております。生産年齢にある方の場合は、「職業復帰」がリハビリテーション医療における理想のゴールの一つとされており、隣接する「国立吉備高原職業リハビリテーションセンター」との連携のもと、一人でも多くの方が“Tax payer(納税者)”として笑顔で過ごせるよう努めております。また、「職業復帰」に至らない方々に対しても、最も高いQOL(Quality Of Life:生活の質)が獲得できるような社会復帰の形を目指してリハビリテーション治療を施しております。
地域医療におきましても、高齢の方、障害をお持ちの方が比較的多い吉備高原都市にあって、リハビリテーション医療のマインドをもって、そのノウハウを生かし、内科や整形外科、歯科などの診療を行っております。地域医療を通じて吉備高原都市の街づくりに貢献し、地域住民の皆様に信頼され愛される医療機関になるよう努めております。
今後も医療の質の向上を図り「患者さん満足度No.1」を目指すとともに、医療スタッフもやりがいを感じることができる「職員満足度No.1」の日本一のリハビリテーション病院になるべく、職員一同さらなる研鑽と努力を積み重ねる決意でございます。引き続き、皆様の一層のご指導、ご鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。
院長 古澤一成