事業の概要
厚生労働省は、経済産業省とともに「ロボット技術の介護利用における重点分野」を6分野13項目に定め、NTTデータ経営研究所を事務局として、「介護ロボットの開発・実証・普及のプラットフォーム事業」を行っています。
本事業は、地域における相談窓口の設置、介護ロボットの評価・効果検証を実施するリビングラボ(開発の促進機関)を含む関係機関のネットワークの形成、実証フィールドの整備などを行うことで、全国にプラットフォームを構築し、介護ロボットの開発・実証・普及の流れを加速化することを目指しています。
リビングラボは、実際の生活空間を再現し、利用者参加の下で新しい技術やサービスの開発を行うなど、介護現場のニーズを踏まえた介護ロボットの開発を促進するための機関です。リビングラボは開発企業からの相談に対して、製品評価・効果検証を行ったり、介護現場での実証支援を行います。「開発中の介護ロボットの製品評価をしたい」「実際の介護現場で使えるのかどうか検証したい」といった開発企業の皆さまを支援します。
令和3年度、本事業で選定されたリビングラボは全国8機関で、吉備高原医療リハビリテーションセンターはその中の一つの機関として参加しています。